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りりこのコラム

鬼は外、福は家

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
とは言え、1月も末。もうすぐ節分、立春ですね。暦の上では季節が進みます。

節分と言えば豆まき。「鬼は外、福は内!」の掛け声と共に豆を撒き無病息災を願う行事は津々浦々で行われています。当然郡山でも豆まきは古くから行われていますが、その掛け声に特徴があるようです。通常「オニハソト」と言うところを「オニソト」とワの音を抜いたりします。
これは安達・安積地方を領した丹羽氏への畏敬からのものだそうで、「オニハソト」は「お丹羽、外」に通じるからだとか。さて、二本松藩主の丹羽氏ですが、織田信長の宿老だった丹羽長秀が安土城の普請奉行を務めて以来の築城名人の家柄で、県内でも長秀の子長重(二本松藩初代藩主)が白河小峰城や棚倉城の築城を手がけています。
お城の設計を“縄張り”と言います。実際に縄を張り巡らせ建築の計画を指示したことによるそうです。現代でも地鎮祭の前に地縄と言って建物の一階部分のアウトラインを示した縄を張ります。これも恐らくは縄張りの名残なのではと思います。一昔前ですと、家づくりを「一国一城の主になる」なんて表現したものです。

今年も、このコラムではプチ城主の皆さんを応援してまいりますので、お付き合いの程、よろしくお願いいたします。

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