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りりこのスタッフブログ

広縁リノベーションのアイデア3選: 暮らしに合わせた快適な空間づくり

こんにちは。

 

「広縁(ひろえん)」は、日本の住まいが持つ美しい空間のひとつ。明るく開放的で、庭とのつながりも感じられる場所ですが、ライフスタイルの変化とともにあまり使われなくなっているのが現状かもしれません。

そこで今回は、広縁をうまく活かしたリノベーションアイデアを3つご紹介します。これからリノベーションする方は、ぜひ参考にしてください。

 

 

▼目次

広縁の魅力とは?

広縁リノベーションの3つのアイデア

広縁リノベーションの際に気をつけるポイント

まとめ

 

 

広縁の魅力とは?

 

施工事例:【実家リノベ】お母さん同居の実家リノベーション

 

広縁は、日本の伝統的な住宅に見られる「縁側」と室内空間をつなぐ半屋外のようなスペースです。一般的に畳敷きや板張りで、日当たりがよく、ゆったりとした時間を過ごせる場所として親しまれてきました。

 

広縁には、次のような魅力があります。

 

・大きな窓から自然光がたっぷり入り、家全体が明るくなる

・庭や外の景色を楽しみながら、リラックスできる

・畳や木のぬくもりが感じられ、和の趣を大切にできる

 

けれど、現代の住宅では使われなくなったり、物置になってしまったりすることも多く、「もったいない空間」になっていることが少なくありません。せっかくリノベーションするなら、広縁もうまく取り込んで、暮らしに合わせた空間に生まれ変わらせましょう。

 

 

広縁リノベーションの3つのアイデア

 

これまでの施工事例から、3つのリノベーションアイデアを紹介します。

 

広縁をリビング・ダイニングに取り込み、広々とした空間に

リビングダイニングにする部屋に広縁がある場合は、広縁も取り込むことで、より広い空間を設けることができます。広縁の日当たりの良さや開放感を活かし、気持ちの良いリビングダイニングを実現することができます。

 

このアイデアは、

・リビングが少し狭いから、もっと広く使いたい!

・家族が集まる空間を、開放的で明るい空間にしたい!

などのお悩みをお持ちの方におすすめです。

 

施工する際には、次のようなポイントに気をつけましょう。

・リビングとの段差をなくしたフラットな床にして、使いやすくする。

・広縁の大きな窓は残して、明るく開放的な空間にする。

・床材はリビングと統一させ、一体感を持たせる。

 

施工事例:【実家リノベ】築86年 古民家リノベーション

 

こちらの事例では、広縁部分をリビングダイニングに統合し、広々とした空間を実現。大きな窓から光が入り、より開放感のある住まいになりました。

 

 

あえて広縁を残し、和の趣を活かす

広縁をそのまま活かす方法も、おすすめです。和の雰囲気を残し、ゆったりとしたくつろぎスペースとして活用できます。ただし、現代の暮らしに合わせて快適に過ごせるようにすることがポイントです。

 

広縁を残す方法をおすすめするのは、

・日本らしい住まいの雰囲気を大切にしたい!

・庭を眺めながら、ゆったりと過ごせるスペースがほしい!

といったケースです。間取りを大きく変更しない場合も、この方法が選ばれます。

 

ただし、広縁で快適に過ごすためには、気をつけたいポイントも知っておきましょう。

・窓を二重ガラスや樹脂サッシに変更し、断熱性を向上させる。

・無垢材の床や障子を活用し、和の雰囲気を残す。

このようなことに注意して、施工するとうまく活用できるでしょう。

 

施工事例:猫と暮らす、時を紡ぐ家

 

こちらの事例では、広縁の魅力を残しながら、窓を断熱仕様に変更し、冬でも快適な空間へ。日当たりの良い場所に座って、庭を眺めながらリラックスできる素敵な広縁になりました。

 

 

広縁を活かして、日当たりの良い室内物干しスペースに

広縁の明るさと風通しの良さを利用し、室内干しも可能なスペースにリノベーションするアイデアもあります。

 

・外干しができない日でも、洗濯物を快適に干せるスペースがほしい!

・リビングや寝室に洗濯物を干すのは避けたい。

といった方におすすめの方法です。

 

施工する際には、

・使いやすい高さの物干しポールを設置する。

・湿気がたまらないよう、通気性を確保してしっかり洗濯物が乾くようにする。

・洗濯機からあまり離れていない場所を選ぶこと。

などに留意すると、快適な室内干しスペースとして活用できるでしょう。

 

施工事例:【実家リノベ】100年超の古民家再生

 

キッズスペースの右手にある広縁の一角に、物干しポールを設置した事例です。日当たりと風通しを活かし、洗濯物が早く乾く快適な室内干しスペースになりました。

 

 

 

広縁リノベーションの際に気をつけるポイント

 

リノベーションで広縁のスペースをうまく活用するには、次の3つのポイントに気をつけて計画するといいでしょう。

 

広縁の使い方を明確にする

リビングをより広くするために取り込むのか、物干しスペースにするのかでは、施工の際に気をつけるポイントも変わってきます。ライフスタイルに合わせて、どのように広縁を使いたいのか、目的を明確にしておきましょう。

 

断熱対策を万全に

大きな窓に面した広縁は、寒暖差の影響を受けやすいスペースです。昔ながらの住まいでは、床も窓も断熱対策が十分でないことが多いので、リノベーションの際には、断熱性の向上にも配慮しましょう。ペアガラスにする、床に断熱材を入れるなどの方法があります。

 

 

 

まとめ

 

日当たりがよく明るい広縁は、アイデアしだいでこれからのライフスタイルにも合う快適な空間にリノベーションすることができます。今回の記事を参考に、あなたの住まいに合った広縁の使い方を考えてみてくださいね!

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