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りりこのスタッフブログ
「壁材」の特徴を知って理想の家づくりを
こんにちは。
住まいの印象を大きく左右する「壁」。広い面積を占めるからこそ、どんな色や素材を選ぶかで空間全体の雰囲気ががらりと変わります。お家を建てるときやリフォームの際、「どの壁材を選べばいいの?」と悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、室内に使う壁材から代表的なものを4つご紹介し、それぞれの特徴やメリット・デメリットを詳しく解説します。これから壁の色や素材を検討する方は、ぜひヒントにしてください。
▼目次
・まとめ
壁材にはどんな種類があるの?
内装に使われる壁材には、色や柄の他、素材の違いによる質感、お掃除のしやすさなど、さまざまな特徴があります。そのため、壁材を選ぶときは、インテリアに合うかどうかだけでなく、使い勝手なども考えて検討することが大切です。
今回は、特に人気の高い以下の4種類について、詳しくご紹介します。
・壁紙(クロス):選択肢が豊富でコストも控えめ
・塗り壁:自然素材が生み出す独特の質感
・木材:温もりを感じるナチュラルな雰囲気
・タイル:水回りにも使えるデザイン性の高さ
どの壁材も、それぞれに個性があり素敵な空間をつくることができます。家族の好みやライフスタイルに合わせて選んでみましょう。
最もポピュラーな「壁紙(クロス)」
内装の壁材として定番中の定番といえる壁紙(クロス)。施工が比較的簡単で、費用を抑えられるため多くの家庭で選ばれています。
特に人気なのが、手軽で種類豊富なビニールクロス。カラーや柄のバリエーションが豊富なので、どんなテイストのお部屋にもぴったりなデザインが見つかるはずです。また、最近では消臭効果や調湿機能がついた機能性壁紙も登場しており、より快適な住空間を目指すことができます。
ただし注意点も。 ビニールクロスは壁を密閉する形になるため、結露が発生しやすく、カビが生える原因になることも。特に湿気が多い場所で使用する場合は、換気や除湿対策をしっかり行いましょう。また、高級感を求める方には「紙クロス」や「布クロス」もおすすめ。ただしこちらはビニールクロスに比べて施工費用が高めです。
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伝統的な「塗り壁」は独特の質感が魅力
自然素材を使い、職人さんが手作業で塗り上げる「塗り壁」。日本の風土に馴染み深く、調湿性や断熱性、防音性に優れているため、快適さを重視する方におすすめの素材です。
特に代表的な素材が、珪藻土と漆喰の2種類です。
珪藻土
珪藻土は、珪藻(けいそう)という植物性プランクトンの化石を主原料とする、塗り壁です。ざらりとした独特の質感が特徴で、窓から入る光や照明の灯りが柔らかく室内へと広がります。調湿性能が高く、お部屋の湿気をコントロールしてくれるのも嬉しいポイント。
ただし、摩擦によって粒子がこぼれ落ちやすく、強くこすると白い粉が服などについてしまうことがあります。出入りの多い場所は避けて使用するなど、対策しておけば心配ありません。
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漆喰
白く滑らかな仕上がりが魅力の漆喰。消石灰が主成分で、耐久性に優れているため内装だけでなく外壁にも使われます。シンプルでナチュラルなインテリアや、和風の雰囲気によく合います。ただし伸縮性が少ないため、時間が経つと小さなひび割れ(クラック)ができることもあります。
どちらも自然素材ならではの温かみがあり、職人さんの技術でデザインの幅も広がります。オリジナリティや質感を重視したい方に、ぴったりの素材です。
優しい風合いに癒やされる「木材」
木材は、壁材としても床材としても使える万能素材です。ナチュラルな温もりや優しい雰囲気が特徴で、室内を落ち着いた空間に仕上げてくれます。
木材には、無垢材と合板の2つの種類があります。
無垢材
無垢材は、自然の木そのものを使用しており、木の香りや手触りを楽しめることが特徴です。ひとつひとつ異なる木目も、魅力です。自然の材料なので、経年変化で反りや割れが生じることもありますが、年月とともに変化する風合いも味わえます。
合板
薄くスライスした木材を、何層にも重ねて作った素材です。比較的価格が手頃で、ナチュラルな雰囲気を演出したい方にぴったりです。
木材の壁には調湿機能やリラックス効果が期待できますが、クロスに比べると費用がかかります。しかし、本物の持つ自然な風合いは、他の素材では味わえない魅力。日々のお手入れを楽しみながら、うまく取り入れていきましょう。
耐久性とデザイン性を兼ね備えた「タイル」
デザイン性の高さで人気のタイル。色や形が豊富で、ツヤ感のあるものからマットな仕上げのものまで、幅広い質感も楽しめます。水や汚れに強いため、キッチンや洗面所などの水回りによく選ばれます。
他の材料に比べると、素材そのものの施工費用も高めなので、広い面積に使用すると予算オーバーになりがちです。小さな面積にアクセントとして取り入れるのが、おすすめの手法です。
まとめ
壁紙、塗り壁、木材、タイル、それぞれの魅力や特徴、取り入れる際の注意点をお伝えしてきました。
色や柄といったデザイン性だけでなく、コストやメンテナンスの手間、機能性も考慮して選ぶことで、よりライフスタイルにあった壁材が見つかります。壁材選びの際は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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