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りりこのスタッフブログ

「見せ梁」で空間をより素敵に!

こんにちは。

 

吹き抜け空間は人気のある間取りですが、空間をより魅力的に演出してくれるのが「梁」の存在です。

高い天井に、あえて梁を見せる手法を「見せ梁」や「化粧梁」と呼びます。

梁をあらわしにする、という言い方をしますが、開放感ある空間によいアクセントになってとても素敵です。

今日は、そんな見せ梁のメリットや注意点、採用する時の注意点などをお伝えします。

 

 

 

▼目次

そもそも「梁」とは?

梁を見せる3つの理由

見せ梁の注意点

まとめ

 

 

 

そもそも「梁」とは?

 

「梁」とは、柱の上に横に渡してある構造材のことです。

2階の床や屋根を支えるための部材のひとつですね。

普通は天井の中に隠れて見えない部材ですが、これをあえて見えるように仕上げたのが「あらわし梁」と言います。

 

特に、古民家では立派な梁を使っていることが多く、天井を取り去り、あえて見えるように仕上げることがよくあります。

 

施工事例:【実家リノベ】ゾーン断熱で120年超の古民家再生

 

 

梁を見せる3つの理由

 

どうして梁を見せるの?と不思議に思うかもしれません。

その理由は、主に3つあります。

 

・階高を変えず、天井を高くできる

・木の温かみ、力強さが感じられる

・梁がアクセントになって、おしゃれ!

 

開放感がほしいからと天井を高くする場合は、階高を上げます。

しかし、それでは階段が長くなり家全体の高さも上がってしまう。

そこで、天井の中に隠れてしまう梁を見せて、梁の上に天井を張れば、階高はそのままに天井を高くすることができます。

 

あらわしになった梁は、木の温かみを感じさせ、構造の力強さをダイレクトに伝えてくれます。安心感を覚える方も多いですね。

 

また、見せ梁があることで、天井面に凹凸ができ奥行きが生まれます。

これがよいアクセントに。普通はクロスや木材で仕上げるだけの天井ですが、ぐっとおしゃれになります。

 

施工事例:【実家リノベ】築86年 古民家リノベーション

 

 

 

見せ梁の注意点

 

見せ梁を使う場合は、次の点にも注意しておきましょう。

 

空調機器は、空間の広さに合わせる

天井高が上がる分、室内の空気の量が増えます。

そのため、室内の床面積でエアコンを選んでいると、十分に効かないと感じることがあるかもしれません。

機能に余裕を持った空調機器を選ぶと安心です。

 

照明は、梁に合わせて選ぶ

見せ梁をつけることで、天井に凹凸ができます。

梁の間隔がせまい場合は、天井付けのシーリングライトが付けにくい場合も考えられます。

そのため、化粧梁を採用した部屋では、ダウンライトやダクトレールなどの照明を採用することが多いです。

 

また、梁の凹凸を強調し、おしゃれに見せるために、間接照明をつけることもあります。

梁をいかす照明計画を、設計者と一緒に考えたいですね。

 

施工事例:【実家リノベ】100年超の古民家再生

 

 

まとめ

 

高い天井に梁を見せた空間は、広々として奥行きも感じられます。天井のデザインにちょっと物足りなさを感じるときにも、おすすめ。見せ梁の注意点も踏まえ、効果的に取り入れましょう。

 

 

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