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りりこのスタッフブログ

第8回日本エコハウス大賞協賛企業デコス賞を受賞しました!

先日、第8回日本エコハウス大賞の受賞作品が発表され、弊社のモデルハウス「築Regular045」が協賛企業デコス賞を受賞しました。日本エコハウス大賞は、国内最高峰のエコハウス顕彰事業であり、脱炭素時代の美しい住宅を表彰する実例コンテストです。審査員も建築家伊礼智先生や東京大学准教授の前真之先生等、錚々たるメンバーです。その中でもデコス賞は、デコスドライ工法を活用した先駆的な取り組み事例(今回は、デコスドライによる付加断熱への挑戦が高く評価されました)に送られる賞です。約1年に及んだ「木の家Re:boneプロジェクト」を締めくくるのに相応しい受賞です。

 

築Regular045は、Ua値:0.33(等級6)・ηAC値:1.6(等級7)・C値:0.4の性能を実現しました。余談ですが、「断熱」について基礎的な事項をおさらいします。断熱とは、その名の通り「熱の伝達を断つ」ための施工です。熱の伝わり方には「熱伝導」・「輻射」・「対流」の3つの現象があり、その全てを断つことで断熱が成立します。

 

熱伝導は、熱源に接触している部分から熱が伝わる現象で、住宅の場合熱源が外気になります。そこからの熱伝達を断つために施工されるのが断熱材や高断熱サッシです。

 

対流は、流体の一部があたためられるとその部分は膨張し、軽くなって上に昇り、温度の低い流体と入れかわる。このような運動のくり返しに伴って熱が伝わる現象のことです。この対流を防ぐために断熱材自体やつなぎ目などに隙間や欠損が生じない様に厳密な施工を施します。どんなに厚く断熱材を施工しても隙間や断熱材に欠損が生じていれば、それは全く役に立ちません。

 

輻射は、赤外線などの熱エネルギーを伴う電磁波によってもたらされる熱移動で、これを防ぐためにサッシのLow-eガラスや外部のシェードなどが用いられます。グリーンカーテンやヨシズが重宝されるのはこの輻射を防ぐからです。

 

熱伝導・対流・輻射をどの程度防いでいるかの指標がそれぞれUa値、C値、ηAC値であり、そのいずれもが断熱にとっては不可欠の指標です。住宅会社を選ぶ際はこの3つの指標をしっかり提示しているかも大事なポイントです。

昨今の家づくりは、性能かデザインか。の二択を迫る窮屈なものになってしまいました。私たちの固有の権利である「健康的で文化的な生活」を実現するには性能もデザインもどちらも重要です。これからも脱炭素時代の美しい住宅を探求し続けていきたいと思います。

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