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りりこのスタッフブログ
階段リフォームで快適性アップ!基礎知識やポイントも解説
こんにちは。
少しずつ寒くなり、家にいる時間が長くなってきました。
居心地のいい家なら、そんな時間も快適ですね。
さて、今日は階段リフォームについてお伝えします。
2階以上の戸建てでは、階段はとても大切な生活動線。
安全性や使い勝手、デザイン性を高めるために、階段のリフォームを検討している方もいるのではないでしょうか。
既存の階段に手すりを設置するだけのものから、階段の場所変更や勾配を緩やかにするといった大規模なものまで、目的によってその内容もさまざまです。
今回は、階段リフォームの基礎知識やポイントなどを紹介します。
▼目次
・まとめ
階段リフォームの目的
階段のリフォームを検討する理由として、まず挙げられるのは、やはり安全性の向上です。
階段は、家の中でも特に事故が起こりやすい場所。
特に古い階段の場合、手すりがなかったり、踏み板が狭くて昇り降りが怖かったり、勾配が急だったりすることもあるため、安全性を高める必要があります。
妊娠出産や親との同居など、家族構成やライフスタイルの変化も大きな理由の一つ。
高齢者や小さい子どもでも、昇り降りしやすい階段へリフォームしたいですね。
また、デザイン性を高めるためにスケルトン階段にしたり、天窓や飾り棚を設置したり、階段下に収納をつくって機能性をアップしたりと、その目的はさまざまです。
間取り変更などの住まいの大規模なリフォームとあわせて、階段の位置や向きを変更するケースもあります。
階段リフォームの基礎知識
階段のリフォーム計画が動き出す前に、事前に知っておきたい基礎知識をご紹介します。
階段のサイズと勾配
階段は事故を防ぐために昇降のしやすさや安全面に配慮し、建築基準法によってサイズが規定されています。
例えば、階段の横幅は75cm以上であることが基準として定められているほか、蹴上(一段の高さ)は23cm以下、踏面(足を乗せる面の奥行)は15cm以上となっています。
ただし、この寸法通りにつくってしまうと傾斜がきつく、急な階段に…。
一般的に昇り降りしやすいサイズは、蹴上が18〜20cm、踏面が20〜22cmと言われています。
また手すりの設置と、手すりがない側は壁もしくはそれに代わるものであることも建築基準法によって義務付けられています。
階段の種類
階段の種類は形状によって大きく4つに分けられます。それぞれの住宅によって最適な階段が異なるため、チェックしておきましょう。
直階段
上下階を一直線でつなぐ階段です。シンプルな構造で、他の階段に比べて小さい面積でも設置できるため、設置費用は比較的安価。狭小住宅でも多く採用されています。ただし、設置スペースが狭すぎると急勾配になってしまい事故の危険性も高くなるので、注意が必要です。
かね折れ階段
途中で直角に方向が変わり、L字型に曲がっている階段です。角に踊り場があるため、万が一転倒してしまった場合も、階下まで一気に落ちるのを防げます。設置に面積が必要で、広さに余裕のあるお宅向き。一般的に、費用も直階段より高くなります。
折り返し階段
途中で180度、U字に折り返す階段のこと。かね折れ階段と同じく踊り場があるため、下まで転がり落ちるのを防げます。またステップ数が多く広いスペースを使用するので、勾配を緩やかにすることができ、安全性が高い階段と言えます。ただし、スペースと予算がかかるので、どちらも余裕がある場合に採用するのがおすすめです。
らせん階段
中心の柱を軸に、螺旋状にステップが配置された階段。小さい面積で設置することができるうえ、オープンでおしゃれな見た目も魅力。デザイン性を重視するお宅でも人気です。ただし、形状が複雑なため他の階段よりも費用が高くなる傾向にあること、らせんの中心にいくほど踏面が狭くなるため転倒するリスクが高いことがデメリット。
階段をリフォームする際の注意点
階段リフォームの際は、デザイン性などよりも安全性を第一に考えましょう。
先にお話した勾配はもちろんのこと、滑りにくい素材選びや足元の明るさへの配慮も欠かせません。
例えば、踏面はタイルや石などのツルツルしたものより木を、より安全面に気をつけるならコルクやカーペットといった柔らかくて滑りにくい素材を選びます。
足元が暗いと踏み外してしまうリスクが高まるため、フットライトを設置する、明るめの色味を選ぶなどの工夫をしましょう。
また、勾配を緩やかにしたり、階段の位置を変更したりする大規模なリフォームを検討している場合は、工事中は階段が使えなくなります。工事中の生活に支障がないよう、下の階だけで生活できるように準備しておくと安心です。
施工事例:【中古リノベ】2×4工法の家を“ひろがり間取り”にリノベーション
まとめ
上下階を行き来するのに欠かせない階段。毎日家族が使うからこそ、安全性や使い勝手が向上すれば、暮らしの快適性も一気にアップします。
階段リフォームをする際は、どんな目的でリフォームをするのか整理し、家に合った階段の種類をしっかりと検討して、家族みんなが使いやすい階段を実現したいですね。
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