blog

りりこのスタッフブログ

減築リフォームの基礎知識を紹介!できることやメリット・デメリットまで

こんにちは。

食欲の秋、芸術の秋、スポーツの秋と、秋はいろいろ。

皆さんは、どんな秋を過ごされますか?

 

 

さて、今日は「減築」について取り上げます。

減築とは、建物の床面積を減らして家を狭くすること。

「あえてお金をかけて、家を狭くするのはなぜ?」と不思議に思う人もいるかもしれませんが、減築リフォームを選択する人は多くいます。

ここでは、減築リフォームをするケースや減築することで得られるメリット・デメリット、注意点など、減築を検討するうえで大切な知識を紹介します。

ぜひチェックしてくださいね。

 

 

 

▼目次

減築を行うのはどんなケース?

減築リフォームのメリット

減築リフォームのデメリット

減築をする際の注意点

まとめ

 

 

 

減築を行うのはどんなケース?

 

建物のリフォーム・リノベーションの際に、“床面積を減らす”のが減築。

部屋を丸ごと撤去したり、階数を減らしたりする工事が減築にあたり、間仕切りを撤去して部屋数を減らすリフォームは、床面積はそのままなので減築にはなりません。

 

減築リフォームを行う理由としてよく聞かれるのは、ライフステージの変化で家族が減ったケース。

子どもが成長して独立すると、夫婦2人では広過ぎたり、将来的に高齢になると広い家を手入れするのが負担になったりしますよね。

また、1階部分を減築して駐車場や庭を作りたいというケースも。1階に使用していない部屋があれば、有効活用できますね。

 

施工事例:【実家リノベ】ゾーン断熱で120年超の古民家再生

 

 

 

減築リフォームのメリット

 

減築によってメリットも生まれますが、もちろんデメリットも生じます。

計画を進める前に、どちらもしっかりチェックしておきたいですね。

まずは、メリットからお伝えします。

 

施工事例:【中古リノベ】時代を感じる小さくて快適な家

 

家事や移動の負担が減る

高齢者だけの世帯になると、使われていない部屋の掃除などが負担になりますよね。

思い切って2階建てを平屋にすれば上下階の移動がなくなるし、部屋を丸ごと減築すれば家がコンパクトになる分、生活動線が短くなって家事・移動の負担が減ることが期待できます。

 

 

光熱費やメンテナンス費を抑えられる

家の床面積が減ることで、冷暖房効率が良くなり、光熱費削減につながります。

また建物が小さくなった分、外壁や屋根、壁紙、床などの面積が減るため、将来的なリフォーム費用の削減ができるというメリットも!

 

 

固定資産税が減ることも

固定資産税は、土地の面積や建物の床面積によって変わります。

つまり、使っていない部屋などが多くて家全体の床面積が広いと、固定資産税も高くなるのです。

減築して床面積が減れば、固定資産税を軽減できる可能性があります。

 

 

防犯性・耐震性が上がることも

リビングから離れた部屋や2階の部屋が使われていない場合、万が一窓から誰かが侵入しても気付きにくいため、空き巣に狙われやすくなります。

減築でこういった部屋を減らすことが、防犯性アップにつながるケースも。

また2階を減築した場合、建物自体が軽くなるので耐震性の向上が期待できます。

さらに1階部分への負担が減り、建物の劣化も防ぎやすくなりますよ。

 

施工事例:【実家リノベ】それぞれの思いやりがつまった家

 

 

 

減築リフォームのデメリット

 

次に、デメリットを見ていきましょう。

 

予想よりコストがかかる可能性がある

減築は、外壁や屋根、柱などにも手を加える大規模な工事になりますし、作業費のほかに足場代などのコストもかかります。

また減築の影響で建物が弱くならないよう、補修や補強をしっかりしてもらう必要があるため、予想よりも費用がかかることは珍しくありません。

築年数の古い木造住宅の場合は、解体の際にシロアリ被害が見つかるケースも…。そうなれば、駆除代もかかりますよね。

工事の内容によっては仮住まいが必要になるので、その費用も考慮しておきましょう。

 

 

減築後の収納スペースに困ることも

家の床面積を狭くしたことで、収納スペースが減ってしまい片付けに苦労することも…。

減築後も現在収納しているモノがしまえるスペースがあるかを確認する、もしくは収納するモノの量を調整するなどしておくと安心ですね。

来客スペースも同様で、減築後に来客が泊まれる場所があるかどうかも確認しておきましょう。

 

 

 

減築をする際の注意点

 

減築は床面積が変わるため、「登記申請」をしなくてはなりません。

工事完了日から1ヶ月以内の申請が義務付けられているので、忘れないようにしましょう。

申請には費用もかかります。

 

「建築確認申請」は、床面積を減らすだけの減築であれば基本的に不要です。

ただし、減築と同時に増築を行う場合や、減築と同時に50%以上の修繕をする場合など、必要となるケースもあるため、注意が必要です。

 

施工事例:【実家リノベ】築40年CB造の家

 

 

 

まとめ

 

「家を狭くする」と聞くと、ネガティブなイメージで捉える人も多いかもしれません。

しかし減築も、目的は他のリフォームと同様、住む人が快適に暮らせるようにすること。

今回ご紹介したように、減築することでさまざまなメリットが得られます。

広すぎて暮らしにくい…と感じているなら、減築リフォームを検討してみてもよいかもしれませんね。

HOME MAKING

RENOVATION

郡山市,須賀川市,田村市を中心に事業を展開する
増子建築工業(りりこ)のリノベーションについてご紹介いたします