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りりこのスタッフブログ
リノベーションは湿気やカビ対策もしっかりと
こんにちは。
8月に入りました。
蝉しぐれを聴きながら、仕事をしています。
さて、梅雨が過ぎて湿気の悩みも過ぎ去ったところですが、次は冬場にもまた湿気と結露の悩みが出てきます。結露をそのままにすると、カビの発生につながってしまいます。
換気や家具の置き方を工夫して、湿気がこもらないようにすることも大切ですが、根本的な解決には「断熱リフォーム」がおすすめ。
今回は、湿気やカビ対策にもなる「断熱リフォーム」についてお伝えします。
▼目次
・まとめ
断熱リフォームは、湿気やカビ対策にもなる
断熱リフォームは、冬の寒さ対策のように捉えられることもありますが、湿気やカビ対策にも効果があります。
断熱性の高い室内では、外気温の影響をあまり受けません。そのため、窓に結露が起きたり収納内部に湿気がたまったりすることが少なくなります。室内で発生するカビは、結露に起因するものが多いため、断熱性をあげるとカビ対策にもなるというわけです。
窓や壁の断熱性能を高める、断熱リフォームのやり方
湿気やカビ対策になる断熱リフォームとしては、次の3つが効果的です。
施工事例:【実家リノベ】ミニマリズムな生活空間
ペアガラスサッシへの変更
築年数の古い家では、窓ガラスが1枚だけの単板ガラスでできていることが多いです。これでは、外気温の影響がダイレクトに室内に入ってきます。
そこで、ペアガラスサッシへ変更することで、窓部分の断熱性能をアップ。結露が起きにくくなります。
内窓の設置
内窓設置とは、既存の窓の内側にもう一枚窓ガラスを入れて「二重窓」にする方法です。窓と窓の間に空気の層ができ、窓まわりの断熱性が向上します。
ペアガラスサッシへの変更が難しい場合や、コストを抑えて断熱対策をしたい場合におすすめです。
窓を開ける手間を心配する方もいらっしゃいますが、慣れると気にならないことがほとんど。出入り口以外の窓なら、採用しやすい方法です。
壁や床への断熱材の追加
窓への対策に加えて、外気に面した壁や床への断熱リフォームも効果的です。内装リフォームのついでに施工しやすいのも、ポイントです。
壁にボード状や吹付タイプの断熱材を施工したり、床下の断熱材を敷き込んだりします。すき間もふさぐように施工すると、室内が断熱材で包まれた状態に。冷暖房の効きもよくなります。
間取り変更するなら、風通しにも配慮を
施工事例:【実家リノベ】ゾーン断熱 思い出のアーチ扉のある家
断熱リフォーム以外にも、湿気やカビ対策につながる方法があります。それが「風通し」に配慮した間取り変更です。
換気しやすく風通しがいい住まいでは、湿気がこもらないためカビが発生しにくい環境を整えられます。
具体的には、次のような方法がおすすめです。
・部屋の対角線上に窓や出入り口を配置する
・北側の収納は避けるか、換気しやすい扉にする
・収納内部は、調湿作用のある素材を使う
・不要な窓はふさぐ
・吹き抜けの天井にファンを設置する
風通しがよくなると、梅雨時期でも気持ちよく過ごせます。間取りや収納の位置を変えるなら、換気や通風を意識してみましょう。
まとめ
冬の寒さを軽減してくれる断熱リフォームですが、その効果は、暖かさだけではありません。結露が起きにくくなることで、住まいの湿気やカビ対策にもつながります。
快適な室内環境を整えるためにも、リフォームの際には断熱性もアップさせましょう!
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