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りりこのスタッフブログ
人気はペニンシュラ型|システムキッチンの種類と特徴
こんにちは!
紅葉のピークも過ぎ、公園や歩道に落ち葉のじゅうたんが広がっていますね。
落ち葉の上を歩く時の「カサカサ」という音、季節を感じる音ですね。
さて、今日は「システムキッチン」についてのお話です。
システムキッチンは、今は主流のキッチンです。流し台やコンロが一枚の天板でつながっていて、ビルトインコンロなどが組み込まれているタイプですね。
ショールームには多くのタイプが展示してあり、どう決めたらいいか悩む方もいらっしゃいます。
キッチン選びに役立つのは、システムキッチンの特徴やどんな素材があるのかを知っておくこと。
今日は、最初に決めておきたい4つの項目に絞って、特徴や選ぶポイントをお伝えします。
▼目次
・まとめ
システムキッチンとは?
システムキッチンとは、流し台、コンロ、調理台、収納などを組み合わせ、一枚の天板(ワークトップ)でつながっているキッチン設備のことを言います。
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システムキッチンが初めて登場したのは、昭和50年代ごろ。
今ではこのタイプを見慣れている方の方が、多いかもしれないですね。
それまでは、「セクショナルキッチン」と呼ばれるものが中心でした。
参考画像:タカラスタンダード エマーユ
セクショナルキッチンは、流し台やコンロ台、作業台を並べて施工したもの。システムキッチンと違って、天板には継ぎ目や段差ができてしまいます。コンロや食洗機は、置き型のものしか使えません。
今もセクショナルキッチンは販売されていますが、一般住宅で主流なのはやはりシステムキッチン。システムキッチンが選ばれるのは、「デザイン性」「お手入れ」「ビルトイン設備」の3つの魅力があるからです。
インテリアに合うデザイン性が豊富
最近では、キッチンとダイニング、リビングが一体となった間取りが一般的。だから、キッチンにもインテリアに合わせやすい「デザイン性」が求められます。そんな希望に応えられるのが、システムキッチン。
サイズやレイアウト、色や素材など、たくさんのバリエーションから選べるのが魅力です。
お手入れが楽
天板に継ぎ目や段差がないシステムキッチンは、汚れにくく、さっと拭くだけできれいになります。お手入れしやすく、長くきれいに保てるのが魅力です。
ビルトインタイプの設備が使える
ビルトインタイプのコンロや食洗機が使えるのが、システムキッチンの特徴。初めから組み込まれていることで無駄なスペースができず、すっきりとまとまります。
調理や片付けの動線もスムーズで、使いやすいキッチンが実現します。
システムキッチン選びは、この4つを決めることから!
さて、悩みがちなシステムキッチン選びですが、ポイントは大きな枠組みから決めていくこと。おすすめは、まず次の4つから選んでいくことです。
1.レイアウト
2.天板の素材
3.扉の素材
4.キッチンの高さ
もちろん、食洗機やコンロの種類、キッチンのサイズなど他にも気になることはありますよね。でも、大枠が決まっているとその後の選択肢も整理され、検討しやすくなりますよ。
早速、特徴や選ぶポイントをご紹介します!
1.レイアウト:主な種類は4つ、人気はペニンシュラ型
システムキッチンの一番の違いは、キッチンの向きや置き方。配置するパターンによって、大きく4つの種類があります。
l型
シンク、コンロ、作業台が一直線に並んだレイアウトです。壁につけてレイアウトするため、壁付けキッチンとも呼びます。
最も基本的なレイアウトで、作業動線がまっすぐ横並びとなるため、狭いスペースでも設置できます。
壁付けのI型は、後ろにカップボードなど収納スペースを取りにくいのが難点。パントリーや作業台も合わせて検討し、収納量を確保しましょう。
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L型
シンクとコンロを、90度の位置にレイアウトしたキッチンです。L型は、シンクで材料を洗って切り、体の向きを変えるとコンロに立てるという動線。作業動線が短くなるのがメリットです。
ペニンシュラ型
ペニンシュラとは、半島のこと。I型キッチンの片方が、壁に接しているタイプです。対面キッチンとも呼ばれ、調理しながらダイニングにいる家族とも会話できるのが魅力。配膳もしやすいですね。
キッチンの後ろ側には、収納や作業スペースを兼ねたカップボードが置かれることが一般的。収納量も多くなります。
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アイランド型
I型キッチンがどの壁にも接しておらず、独立した島(アイランド)になっているタイプ。回遊性が高く、複数人でも調理しやすい点がメリットです。
左右どちらにも通路を取るため、採用するなら広さに余裕がほしいですね。また、4方向すべてに仕上げ材がいるため、価格は高くなりがちです。
4種類の中で、採用されることが多いのは「ペニンシュラ型」です。対面キッチンでダイニング、リビングとの一体感があることや、配膳、片付けもしやすいことが人気の理由。
でも、どんなキッチンが自分に合うのかは、人それぞれです。間取りとの相性もあるので、設計者と相談しながら選んでいきましょう。
2.天板(ワークトップ)の素材
次は、天板の部分を選んでいきましょう。
ワークトップとも呼ばれる天板は、キッチンの作業台にあたる一枚板のこと。
天板は面積が広いので、見た目の印象を大きく左右します。素材にはいくつか種類があり、使い勝手や耐久性などが変わります。さらに、メーカーによって得意とする素材も違います。だから、ワークトップの種類を決めておくと、メーカー選びにも役立ちますよ!
主なメーカーでよく使われるのは、「ステンレス」「人工大理石」の2つ。グレードの高い「天然石」やデザイン性のある「メラミン」が使われる場合もあります。
ステンレス
ステンレスは、昔からワークトップの素材として使われていますね。熱にも水にも強く、耐久性が高い上に加工もしやすいのがメリット。
傷がつきやすいところが難点ですが、最近では、表面を加工して傷が目立たないものが登場。特に、バイブレーション加工したものは、おしゃれで高級感があると人気が出てきています。
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人工大理石
人工大理石は、樹脂を加工して大理石に似せて作った素材です。魅力は、豊富なカラーバリエーション。
比較的熱に強く、傷や汚れにも強い加工性のよい素材です。鍋敷を使う方がおすすめですが、少しだけなら熱いお鍋を直接置いても大丈夫。さびる心配がなく、お手入れしやすいのも嬉しいですね。
ひと昔前だと、人工大理石はシミや汚れがつきやすいという声もありましたが、今は樹脂のクオリティも上がっていて、その心配は少ないと感じています。
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天然石
ハイグレードのキッチンに採用されるのは、天然石ですね。御影石が有名です。本物の素材感や重厚感は、他の素材にない魅力。ただし、非常に重く加工や施工に手間がかかるため、高価な素材です。
天然石の代わりとして、石をほんの少しの樹脂で固めた人造石も登場しています。クォーツストーンなどが有名ですね。石を希望する方は、こちらを採用することも多いです。
メラミン
メラミンは、ベースとなる合板にメラミン化粧板をはったもの。低コストですが、水にも傷にも強く、汚れにくい素材。
さらに、何と言っても色や柄が豊富です。シートに印刷しているので、木目や大理石模様も表現できます。デザイン性の高いキッチンや、オーダーキッチンなどで見かけることが増えました。
この中でよく選ばれるのは「人工大理石」と「ステンレス」です。お手入れのしやすさや色味、価格、インテリアとの相性などから好みのものが採用されています。
他の素材にも、それぞれ魅力があります。耐久性にはほぼ差がなくなってきているので、ご自身のイメージや価値観に沿って選んで大丈夫です。
3.扉面材の種類
天板の次は、扉の部分です。
システムキッチンの台の下は、収納になっています。
その扉のことを「面材」といい、素材や仕上げによってバリエーションがあります。
主な素材は、「塗装」「化粧シート」「木材」「メラミン化粧板」ですね。特定のメーカーが得意とする「ステンレス」「ホーロー」も選択肢に入ります。
塗装
基材となる木材に、ウレタン樹脂塗料を吹き付けたものです。扉の側面まで塗料でくるみこむため、水や汚れがはいりこむすき間がなく長くきれいに使えます。色や質感の仕上がりが豊富なのも特徴。艶のある鏡面仕上げからマットなものまで、幅広く選べます。
高級感もありますが、手作業での仕上げなので、価格帯は高めです。
化粧シート
色や柄を印刷したシートを、基材に貼り付けたものです。オレフィンシート・DAPシート・FFシートなど、様々な種類があります。比較的低コストで、色柄が豊富なので、面材として主流の素材です。
熱には弱いのですが、シートそのものは水や汚れに強い素材です。ただ、側面のシートの継ぎ目から水が入ることがあり、扉の木材が膨らんだりシートがはがれたりする原因に。取手にタオルをかけない、伝い水はすぐに拭くなどの使い方が大切です。
木材
無垢の木や、薄く削り出した木を表面に貼った突き板を使った扉です。自然の木そのものの質感がナチュラルなインテリアとよく合います。表面にはウレタン塗装をして、耐水性を高めていますが、自然の材料なので年月と共に変形や変色することは避けられません。こまめなメンテナンスが必要な素材です。
メラミン化粧板
メラミン樹脂と紙を重ねて圧縮した、プラスチック素材です。家具の棚板などにもよく使われますね。水や熱に強く、傷や汚れも突きにくい耐久性の高い材料です。低コストなので、機能性重視の方におすすめです。
ステンレス
水にも汚れにも強いステンレスの面材です。雑菌が繁殖しにくいので衛生的。シルバー一色ではなく、カラーバリエーションも増えています。もらい錆には注意が必要です。
ホーロー
鍋ややかんでもよく見るホーローは、金属板にガラス質を焼き付けたもの。水はもちろん、熱、傷にも強く、耐久性の高い素材です。
金属なのでマグネットがくっつくため、使い方の幅が広がります。
よく使われるのは、化粧シートや塗装タイプです。塗装タイプは少しグレードが上のキッチンで採用されることが多い印象ですね。木材のものは、ナチュラルなインテリアに合わせて選ばれています。
4.キッチンの高さ
使い勝手に影響するのが、キッチンの高さです。
一般的にシステムキッチンの天板の高さは、85cmが標準。でも、80cm、85 cm、90 cm、とバリエーションを設けているメーカーもあります。
それは、身長によって使いやすい高さに違いがあるから。作業しやすい高さは、「身長÷2+5cm」です。この高さに近いものを選ぶようにしましょう。
まとめ
キッチン選びのポイントをご紹介しました。決める項目が多いので、迷ってしまいがちですが、レイアウト、天板、扉、高さ、と順に検討していくと、決めやすくなります。
人気のものや主流のものでなくても、自分に合っているのが一番!ぜひお気に入りを見つけてくださいね。
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