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りりこのスタッフブログ
「見せ梁」で空間をより素敵に!
こんにちは。
吹き抜け空間は人気のある間取りですが、空間をより魅力的に演出してくれるのが「梁」の存在です。
高い天井に、あえて梁を見せる手法を「見せ梁」や「化粧梁」と呼びます。
梁をあらわしにする、という言い方をしますが、開放感ある空間によいアクセントになってとても素敵です。
今日は、そんな見せ梁のメリットや注意点、採用する時の注意点などをお伝えします。
▼目次
・まとめ
そもそも「梁」とは?
「梁」とは、柱の上に横に渡してある構造材のことです。
2階の床や屋根を支えるための部材のひとつですね。
普通は天井の中に隠れて見えない部材ですが、これをあえて見えるように仕上げたのが「あらわし梁」と言います。
特に、古民家では立派な梁を使っていることが多く、天井を取り去り、あえて見えるように仕上げることがよくあります。
梁を見せる3つの理由
どうして梁を見せるの?と不思議に思うかもしれません。
その理由は、主に3つあります。
・階高を変えず、天井を高くできる
・木の温かみ、力強さが感じられる
・梁がアクセントになって、おしゃれ!
開放感がほしいからと天井を高くする場合は、階高を上げます。
しかし、それでは階段が長くなり家全体の高さも上がってしまう。
そこで、天井の中に隠れてしまう梁を見せて、梁の上に天井を張れば、階高はそのままに天井を高くすることができます。
あらわしになった梁は、木の温かみを感じさせ、構造の力強さをダイレクトに伝えてくれます。安心感を覚える方も多いですね。
また、見せ梁があることで、天井面に凹凸ができ奥行きが生まれます。
これがよいアクセントに。普通はクロスや木材で仕上げるだけの天井ですが、ぐっとおしゃれになります。
見せ梁の注意点
見せ梁を使う場合は、次の点にも注意しておきましょう。
空調機器は、空間の広さに合わせる
天井高が上がる分、室内の空気の量が増えます。
そのため、室内の床面積でエアコンを選んでいると、十分に効かないと感じることがあるかもしれません。
機能に余裕を持った空調機器を選ぶと安心です。
照明は、梁に合わせて選ぶ
見せ梁をつけることで、天井に凹凸ができます。
梁の間隔がせまい場合は、天井付けのシーリングライトが付けにくい場合も考えられます。
そのため、化粧梁を採用した部屋では、ダウンライトやダクトレールなどの照明を採用することが多いです。
また、梁の凹凸を強調し、おしゃれに見せるために、間接照明をつけることもあります。
梁をいかす照明計画を、設計者と一緒に考えたいですね。
施工事例:【実家リノベ】100年超の古民家再生
まとめ
高い天井に梁を見せた空間は、広々として奥行きも感じられます。天井のデザインにちょっと物足りなさを感じるときにも、おすすめ。見せ梁の注意点も踏まえ、効果的に取り入れましょう。
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